Debian + NVIDIA 初回起動時に確認すべきこと
第7回で、GNOME を Xorg に固定しました。
この第8回は、再起動後に「壊れていないか」を静かに確認する回です。
ここでは新しい設定はしません。
確認するだけです。
この回の目的はひとつ。
「Debian + NVIDIA 環境が、想定どおりの状態で立ち上がっているか」
それだけをチェックします。
この回で確認すること(先に全体像)
再起動後、次の4点を確認します。
- 起動できるか
- 画面が表示されるか
- ログインできるか
- Xorg で動いているか
すべて確認できれば、NVIDIA 環境は正常に立ち上がっています。
① 起動できるか
まずは単純な確認です。
- 電源を入れる
- GRUB が出る(または自動で進む)
- Debian が起動する
ここで完全に止まる、再起動を繰り返す、といった場合は
第13回(復旧編)で対応します。
この回では「起動できたかどうか」だけ見ます。
② 画面が表示されるか
次に重要なのが、画面が出るかです。
- 黒画面のまま固まらないか
- 解像度がおかしくないか
- マウスカーソルが表示されるか
GNOME のログイン画面が表示されていれば、
表示系は最低限クリアしています。
この時点で Wayland / Xorg の選択ギアが表示されなくても問題ありません。
第7回の設定が正しく効いている証拠です。
③ ログインできるか
通常どおりユーザーを選択し、ログインします。
- パスワード入力後に画面が戻らないか
- 真っ黒にならないか
- デスクトップが表示されるか
GNOME デスクトップが表示されれば、
NVIDIA ドライバは 少なくとも表示系として正常に動作しています。
ここでログイン後デスクトップ画面に移行するまで私は最初は2分くらいかかったのですが
ある日から改善しました。
なにかパッチが当たったのかもしれません。
IO DATAのモニターで認識が遅いのでDellモニターにしたら速くなったりもしました。
何故かサスペンドかかるのかマウスやキーボードガチャガチャしたら画面すぐつくこともあります。
今は何故か何もしてないのに速いです。
④ Xorg で起動しているか確認する
ログイン後、端末を開いて確認します。
# ------------------------------------------------------------ # Debian 13 / CLI # 現在のセッションが Wayland か Xorg かを確認 # ------------------------------------------------------------ echo "$XDG_SESSION_TYPE"
期待する結果は次のとおりです。
x11
これは Xorg で動作している ことを意味します。
もし wayland と表示された場合は、
- GDM の設定が反映されていない
- または編集箇所が異なる
可能性があります。
この場合は第7回の設定を再確認してください。
この時点で「まだ確認しないこと」
ここで、あえて まだやらないこと も書いておきます。
- nvidia-smi の実行
- CUDA / Vulkan の動作確認
- Steam やゲームの起動
これらは 次回(第9回)でまとめて行います。
第8回は、
起動と表示が「普通に」できているか
それだけを確認する回です。
この回の位置づけ(まとめ)
第8回は、技術的な作業というより 心理的な安全確認 です。
- 起動できた
- 画面が出た
- ログインできた
- Xorg で動いている
これが確認できれば、
Debian + NVIDIA 環境は 大きな山をひとつ越えています。
次回はいよいよ、GPU が本当に使えているかを確認します。
- nvidia-smi
- Vulkan
- OpenGL
- CUDA
👉 第9回:Debian13 NVIDIA GPU完全点検
ここからは「実働確認」のフェーズに入ります。
もし再起動後に画面が映らなくなった場合は、
★ 第12回「復旧・トラブル対策」を参照してください。
