第11回:Steam / Proton 実戦投入チェック

Debian

Debian 13 + NVIDIA で Steam ゲームを実際に動かす

ここまで来た人は、
もう 「理論」や「設定」だけの段階を越えています

  • NVIDIA ドライバは入った
  • Xorg に固定した
  • KMS も有効
  • GPU が生きていることも確認済み

この第11回は、いよいよ 実戦投入

Steam でゲームを起動し、
NVIDIA GPU が“本当に使われている”ことを確認する

そのための回です。


この回のゴール(明確)

この回を終えた時点で、次の状態になっていれば成功です。

  • Steam が起動する
  • Proton でゲームが起動する
  • nvidia-smi に GPU 使用率が出る
  • 「Linuxでゲームは無理」という感覚が消える

前提方針(重要)

このシリーズでは、以下を前提にします。

  • Steam は Flatpak 版
  • Proton は GE-Proton
  • OS 側に Steam / Proton を混ぜない
  • APT 版 Steam は使わない

理由は単純です。

Debian 本体の安定性と、
Steam / Proton の更新頻度を分離するため



6. Steam 側で Proton を指定する

Steam を起動し、次を確認します。

  • 設定 → 互換性
  • 「Steam Play を有効化」
  • 対象タイトルで GE-Proton を明示指定

※ 自動任せにしないのがポイント。


7. ゲームを起動する(実戦)

いよいよ実戦です。

  • Steam からゲームを起動
  • タイトル画面まで到達すれば第一関門突破

この時点では
「動いた」だけで OK


8. GPU が本当に使われているか確認する

ここがこの回の核心。

別ターミナルで次を実行します。

############################################
# NVIDIA GPU 使用状況をリアルタイム確認
############################################
watch -n 1 nvidia-smi

確認ポイント:

  • GPU-Util が上がる
  • Power Usage が変動する
  • プロセス欄にゲーム名が出る

これが見えたら、

Proton → Vulkan → NVIDIA GPU
の経路が完全につながっている

という証拠です。


パフォーマンスの見方(重要)

ここで勘違いしないでほしい点があります。

  • FPS が Windows より少し低い → 正常
  • CPU 使用率が高め → 正常
  • GPU 使用率が 100% でなくても OK

重要なのは、

GPU が使われているかどうか

数字の大小ではありません。


この回のまとめ

第11回で確認したのは、ただ一つ。

Linux でも、Debian でも、
NVIDIA で普通にゲームは動く

ここまで来た人は、
もう「Linuxでゲームは無理」という段階を超えています。

次回予告

第12回:実運用のコツ(モニター・iGPU)

タイトル案
NVIDIAで詰まないための実運用テクニック集

ケーブル差し替え

iGPU退避

再インストール判断